施工計画書 躯体工事編 PC工事更新 2016/09/15

PC版工事 施工計画書に例2を追加

第8章 施工方法

1)現場先付けファスナーの施工
(1)型枠への墨出し作業
各階床板の型枠および梁筋工事が終了後、四隅柱ぎわの大梁鉄骨上より定規を取付け、この定規にピアノ線を張り、返り墨とし、基準レベルを出す。
(2)先付けファスナーの埋込み
床板型枠上にPCa板目地割墨(または、目地付き墨)を出す。
型枠上にPCa板目地割墨が出されたら、先付けファスナーをスブラ立上がり型枠にファスナーボルトを利用し仮固定するとともに、出入り方向、上下方向を調整の後、アンカーボルトを鉄筋を介して、鉄骨大梁に溶接し、ファスナーの移動を防止する。

ファスナーの取付け     PCa板取付け業者、大工、墨出し業者
コンクリート打設立会い   PCa板取付け業者、大工

その後、ファスナーに衝撃を与えないように配筋およびコンクリート打設作業を行う。

(3)型枠脱型および先付けファスナー取付け精度の確認
コンクリート強度発現後(3日後)、ファスナーに強い衝撃を与えないよう、慎重に型枠を脱型するとともに、基準レベル墨および返り墨により、ファスナーの位置を確認する(精度3mm以内)。位置修正が必要な場合は、構造設計担当ほか、関係者を混じえて調整を行う。
先付けファスナーについては、2次ファスナー取付けまでは、ボルトを損傷させないよう、合板その他で養生を行う。

2)PCa板取付け基準墨および二次ファスナーの取付け
測量工は、各階床上に通り芯およびPCa板目地割墨を出すとともに、各柱に基準レベル墨(FL+1.000m)を出す。
墨出し完了後、床上二次ファスナーを先付けファスナーに、出入り、上下を確認して取付けを行う。

以下省略