耐震補強工事 施工計画書 現場組立ての手骨ブレース追加 2016/04/22

現場に鉄骨ブレース部材を持ち込んで現場で組立てる場合を追加

2)荷降ろし・仕分け・小運搬
(1)工事現場に搬入された製品について、形状や数量の確認を行う。
(2)施工箇所別に荷降ろしを行う。
(3)製品は枕木の上などに置き、曲がり・ねじれなどを生じないように注意する。
(4)輸送過程における部材の曲がり、ねじれなどがないか確認し、万一発見した場合は、係員と協議のうえ対策を検討し、建方作業開始前に修正を行う。

3)荷揚げ
(1)揚重機の10tラフターをアウトリガー最大張り出しにして据えつける。
(2)部材に玉掛けし、吊り上げ2階、3階、4階の各ベランダの開口から室内に取込む。
(3)取り込み(引き込み)の際、室内側に準備したキャスター付き台車の上にのせる。
(4)台車で組立て場所まで移動し、人力で枕木の上に配置する。

図省略

4)鉄骨ブレース組立て
(1)各部材を人力にて図面通りに配置する。
(2)配置した部材同士を接合し、全体的にバランスがとれるように仮締めする。
(3)スチールテープなどで対角線の長さを測り、直角を確認する。
(4)問題なければ、係員の承諾を得て本締めする。
(5)接合部の上面とウエブの錆止め塗装を行う。

図省略

5)建起こし(取付け)
(1)鉄骨ブレースを取り付ける箇所の真上の梁に、あらかじめセットしてあった吊り治具にチェーンブロックを取り付ける。(2箇所)
(2)組立てた鉄骨ブレースの上部2箇所に玉掛けし、ゆっくりチェーンブロックを巻き、玉掛けワイヤーを張った状態にする。
(3)2台のチェーンブロックをバランスよく巻ながら建て起こす。
(4)ほぼ垂直になるまで起こしたら、上部に倒れ止めの養生をして下側フランジのボルトを本締めする。
(5)さらにチェーンブロックを巻いて地切りし、ブレース本体が自由に動くよう少し持ち上げる。
(6)バールその他の道具を用いて所定の位置に納まるよう調整しセットする。
(7)躯体のレベル墨に鉄骨ブレースを合わせ、また出入り、スタッドボルトとアンカーのラップ寸法および下げ振りなどでブレースの倒れなどを確認する。
(8)問題なければ、固定用ピースを用いて周囲をアンカーに溶接し本固定する。

図省略

以下省略